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生徒さんを褒めることよりもずっと大切な1つのこと
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生徒さんのモチベーションを維持したり、励ましの言葉をかけるときに欠かせない
『褒めて伸ばすこと』
実は、褒める前にずっとずっと大事なことがあるのです。
数年前の生徒さんとのやりとりでハッとさせられる出来事がありました。
皆さんは、日頃どんな言葉がけで
生徒さんを励ましたり褒めたりされていますか?
これは、私が感じていることですが、
英語は日本語に比べて『褒める』というニュアンスの言葉が
とても豊富にあるなと思います。
それだけで英語を教える私たちにとっては
褒めて生徒さんを伸ばしていくことは簡単なのかも知れません。
また『褒めて伸ばす』ということは
私自身は正しいと思っています。
だって、誰だって褒められたら嬉しいですよね〜!
気分もいいですしね!
(大人になって褒められることは少なくなったかも)
ところで、数年前のある時一人の男の子(当時4年生)
がボソッとこんなことを言いました。
『ねえ、先生それ本気で言ってる?』
『えっ!どういう意味?』
一瞬対応に困りました。
でも、落ち着いて考えてみると褒めることを意識し過ぎたせいか
私の言動は全て心に響いていなかったようで見透かされていたような
気持ちになりました。
皆さんもこういった経験ありませんか?
実は子どもって意外に冷静で私達大人の行動や反応を
見ていないようで実はしっかりと見ている。。。。
そして、正直なことを『ズバリ』という。。。
たま〜にドキッとしますが。
(でも、ここが子どもたちの素晴らしいところだと思っています^^)
私はその時から、自分の言動を改めて振り返るようになり
『褒めるポイント』を自分の中で意識するように心がけました。
そして、
褒めることよりもっとたくさん積み重ねていく
1つのことがあると学びました。
それは、『承認する』ということです。
私が思っている『承認する』ということはその子が持つ価値観や、
気持ち、考え方を肯定的に認めること。
つまり、子ども達の思考や行動を言葉で受け止め認めていくこと。
そうすることで自己肯定感を高め自己決定力や、自信につながっていくと思います。
因みに、『承認』と難しい言葉ですが、
私は軽〜く褒めることを意識しています。
(えっ!結局褒めるの?と突っ込まないでくださいね)
SNSでいいね!を
もらうような感じで伝えるようにしています。
また、時と場合によりますが英語でも日本語でも両言語でThumbs up!と共に言葉も一緒に届けます。
そして、
いざ褒めるときは気持ちを込めて込めまくって伝えるようにしています。
それを続けているからかお話しした生徒さん
今は反抗期、思春期真っ最中の中3受験生自分の母親とは
一言も話さない日々が続いているようですが(笑)
私には、部活のこと、学校のことちょっと気になる子(青春!)など、
話題豊富に話してくれています。
あの時の彼の一言で一気に目が覚めた当時の私。
いつだって、気づきや学びをくれるのは目の前の子ども達です。
皆さんの何かヒントになれば幸いです。