
『楽しそうだけど、うちの子についていけるかな?』
『英語教室ってどこも同じに見える…』
『英語嫌いにならないためにはどうしたらいい?』
英語を始めるとき、多くの保護者の方が感じるちょっとした不安。
たくさんの情報がある中で、何が大切で何が我が子に必要なのか
悩んだことはありませんか?
そんな中で、教室で大切にしているのは、
子どもたちが英語を『学ぶ』前に『好きになる』ことです。
ここでは、教室の根っこにある想いと、
日々大切にしていることを3つご紹介します。
『できた!』『わかった!』『伝わった!』の経験を重ねること
英語は『自分の想いを伝えるためのことば』です。
相手とことばを通したコミュニケーションでより良い関係を築いていきます。
文法や単語の知識はもちろんとても大切です。
ですが、何よりもまず
「伝えたい!」「聞いてもらえた!」「わかってもらえた!」
そんな体験が子どもたちの心をぐっと引き上げます。
英語は「知識」だけではなく、「伝えるためのことば」。
だからこそ、子どもたちが自分のことばで表現し、
それが相手に伝わったときの体験を積み重ねていくことが大切だと考えています
たとえば、
絵カードを使って自分の好きな食べ物を発表したり、
身近なものを指さして「I see a cat!」と言ってみたり。
そんな小さなアウトプットの成功体験を重ねることで、
英語が『自分のもの』になっていきます。
「英語って楽しい!」「通じた!」という気持ちが、
子どもたちの学びのエネルギー。
最初は単語だけでも大丈夫。
そこから少しずつ、ことばがつながり、
思いが伝わるよろこびを味わえるようになります。
子どもたちの「伝えたい」「聞いてほしい」
という気持ちを大切にしながら、英語の土台を育てていきます。
『失敗しても大丈夫!』だから自信が育つ
まずレッスンでは、正解・不正解だけを求めるのではなく、
子どもが自分の言葉で表現しようとする姿を肯定します。
「間違ってもいい」「話してみたい」
そう思える雰囲気が、自然と自信と意欲の芽を育てていきます。英語の正しさばかりを追い求めると、間違いを恐れるようになります。
「Good try!」「I like your answer!」
間違ってもチャレンジしたことを肯定されると、
子どもは少しずつ自分の言葉で話し始めます。
英語を話すときに、
子どもたちがまず感じるのは「うまく言えるかな」「間違えたらどうしよう…」
という不安。
でも、ことばを話すことは本来、
失敗のくり返しの中で自然と身につくもの。
だからこそ、「間違えても大丈夫!」という環境をとても大切にしています。
たとえば、ちょっと違う単語を使ってしまったときも、
文の形が完ぺきでなくても、
「いいチャレンジだったね!」「気持ちはちゃんと伝わったよ」と、
まずは挑戦したことをしっかり認めます。
こうした経験の積み重ねが、
子どもたちに「話してみよう」という勇気と、
「伝えるっておもしろい!」という気持ちを育てていくのです。
一人ひとりの『今』によりそうレッスン
子どもたちはみんな、性格も、得意なことも、
英語との距離感も本当にさまざまです。
ある子は、どんどん手を挙げて発言できるタイプ。
ある子は、話すよりもまず聞くことで安心できるタイプ。
ある子は、体を動かすアクティビティが大好きで、
ある子はじっくり考えてから口を開くタイプ。
だからこそ、『全員が同じようにできること』ではなく、
『その子の今の姿を認め、伸ばすこと』です。
たとえば、
・発言がまだ難しい子には、ジェスチャーやカードを使って意思表示できる場を。
・答えが出るのに時間がかかる子には、せかさず待つ余白を。
・チャレンジしたことを「ちゃんと見ていたよ」と伝えるまなざしを。
どんな小さな一歩にも「できたね」「伝わったね」と
声をかけることで、子どもたちは少しずつ、
「話してみたい」「やってみたい」という気持ちを自分の中に育てていきます。
レッスンの進め方も、
その日の子どもたちの様子に合わせて柔軟に調整します。
エネルギーがありあまっている日は体を動かずアクティビティーを中心に。
集中しているときは、じっくり考える時間をたっぷりと。
『今日はどんな顔で来るかな?』
『何を感じているかな?』と、
一人ひとりと丁寧に向き合いながら、毎回のレッスンを組み立てています。
英語の力を育てるためには、
まずその子の「心」が安心して開かれていること。
その土台のうえにこそ、
英語という“ことばの芽”がしっかり根を張っていきます。
子どもたちの「英語で伝える力」を育てるために
✔ 「できた!」「伝わった!」という成功体験
✔ 間違いを恐れずチャレンジできる環境
✔ 一人ひとりの「今」に寄り添ったレッスンづくり
どれもすぐに目に見える成果にはつながらないかもしれません。
でも、この積み重ねこそが、
子どもたちの「伝えたい」「表現したい」
という根っこの力を育てていきます。
そしてその力は、
英語の学びだけでなく、
これからの社会を生きる上で大切な土台となっていく
と確信しています。
小さな一歩、小さな発信、小さな「伝わった」の喜びを大切に。
これからも、子どもたち一人ひとりと向き合いながら、
英語を通して心を育むレッスンを続けていきます。